【応募殺到「神採用」の10ヵ条】 -その2- 募集の熱意をポストに届けよ!

メイン画像

働きたい人1人あたりに、仕事がいくつあるのかを示す有効求人倍率…。
採用の難易度を示すこの数値は、今や1・6倍を突破。バブル期を超える空前の人手不足時代が到来しています。
とはいえ、意外なことに、このような完全な売り手市場においても、お金をかけずにアルバイト採用を成功させている職場はけっこう存在します。
そこで今回は、当たり前すぎて力を入れていなかった「灯台下暗し」的な方法から、「え? そんな方法で採用できるんだ!」という変化球的なノウハウまで、アルバイト採用の勝ち組が実践している手法を紹介していきましょう。
必要なのは、お金ではなくアイデアでした。

元リクルートで求人媒体の統括編集長を経験し、さらにはツナグ働き方研究所において求職者調査や各社への取材を通して蓄積した知見をもとに、実例を交えてシリーズ全10回に分けてそんな「神採用」とも言えるアルバイト採用手法をご紹介します。

そのほかの神ワザはこちら

-その1- 貼り紙を工夫せよ!
-その2- 募集の熱意をポストに届けよ!
-その3- 辞退者へも再度アタックせよ!
-その4- お客様をスカウトせよ!
-その5- 学生は後輩紹介ルートをつくれ!
-その6- 下見に備え職場を磨け!
-その7- 職場力で親心を掴め!
-その8- ツイッタで#募集とハッシュタグ付けよ!
-その9- インスタで採用を「映え」させよ!
-その10- 辞めても帰ってこいよ制度をつくれ!

新聞の購読数が減ったといわれる昨今ですが……

無味乾燥な条件羅列型の貼り紙をバージョンアップさせることに成功したとしましょう。その貼り紙は、求職者のハートに届く出来栄えに達しているはずです。だとしたら、店頭に貼っておくだけではもったいないですよね。
貼り紙をそのまま再活用する手段として、パッと思いつくものの1つが、新聞の折り込みチラシ広告です。スーパーの特売広告だったり、ご近所のカーディーラーの広告だったり、週末の新聞にバサッと入っているアレです。求人専門の折り込み媒体も存在します。「アイデム」や「ユメックス」といったブランドが有名ですが、日本各地にはご当地に根差した新聞折り込み媒体がたくさん存在していて、その数はなんと200を超えます。

一方で昨今は新聞購読数が減少しているという事実もあります。日本における新聞の発行部数は1997年の5377万部をピークに減少に転じ、2017年では約4213万部。この20年で1000万部以上も減っています。たしかに、都市部では新聞をとらない世帯が増えていたり、若年層がネットニュースに移行したりと、折り込み配布装置としての新聞の影響力は、相対的に低下しているといって間違いないでしょう。だからといってあきらめる必要はありません。

新聞購読数は減っても、各家庭のポストの数が減ったわけではありません。新聞の力を借りて届けるのではなく、自分たちの手で直接届ければいいのです。首都圏郊外の、あるファミレス店では、アルバイトの応募者数を増やすために、求人広告チラシを直接各家庭のポストに配布する作戦に出ました。
店舗周辺のエリアを分割し、今いるスタッフに割り当てて、ポストに届けようというキャンペーンを店長の発案で仕掛けたのです。もちろん時給を払い、しかもたくさん配布したスタッフには、インセンティブも支給しました。時給を払うとはいえ、そんなことに協力してもらえるのかと、最初は半信半疑だった店長ですが、これが意外と盛り上がったのです。

人手不足の悩みに直面していたのは、店長だけではなく、ほかでもない店舗スタッフの面々だったからです。休みたくてもシフトに入らざるを得ない状況の彼らとしては、このチャンスに採用ができれば、自分自身をラクにできるという思いもあります。また、店舗全体のイベント的な仕掛けにしたことも功を奏しました。結果として、近隣に住む人たちからの応募が集まり採用に成功したのです。
時給やインセンティブ、イベント的に盛り上げるための飾りつけの費用など、多少のコストはかかったものの、新聞に折り込みチラシを入れるコストを考えればお釣りがくる額です。また、何より店舗全体の一体感が生まれたことを、店長は喜んでいました。

このように、近隣の各家庭に直接ポスティングする方法は、意外な効果を発揮します。情報がきちんと届けば、それなりに応募は集まるのです。
「募集している」という情報を、求職者に「きちんと届ける」ことに、ぜひ注力してみてください。

【神事例2】販促チラシに求人チラシを足してみた!

kami_saiyo2.jpg

東京都世田谷区にある宅配すしのフランチャイズ店。宅配サービス業界では、メニューチラシを近隣家庭にポスティングするのは常識です。
あるとき、スタッフの1人が「メニューのチラシを配るのなら、求人チラシも一緒に配ればいいのに……」と、ポロリと発言。
「たしかに!」そのひと言にビビッときた店長は、「販促+求人」のダブルポスティングを実行。学生ばかりの応募だったのが、主婦からの応募が倍になりました。
目からウロコのエピソードです。

今回ご紹介した「神ワザ」を含むノウハウをご紹介

現場ですぐにでもできる「神ワザ」を30個にまとめました。
『パート・アルバイトの応募が殺到! 神採用メソッド』(かんき出版)

第1章 求人誌に広告を出さなくても応募は来る! 採用費ゼロを実現する驚きの手法
第2章 求人広告にひと手間かければ、時給を上げなくても採用できる!
第3章 ドタキャンがなくなる! 採用につながる! 面接時に役立つ魔法のテクニック
第4章 定着してこそ「神採用」のゴール! アルバイトが辞めなくなるちょっとしたコツ
特別付録1 誰でもわかる「HRテック」講座
特別付録2 ダウンロードして使える!「採用お助けツール」集

※Amazonで販売中!
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476127400X/

news_770_513.png

ツナグ働き方研究所サイトで第1章だけ特別公開中!そのほかの神ワザはこちら

-その1- 貼り紙を工夫せよ!
-その2- 募集の熱意をポストに届けよ!
-その3- 辞退者へも再度アタックせよ!
-その4- お客様をスカウトせよ!
-その5- 学生は後輩紹介ルートをつくれ!
-その6- 下見に備え職場を磨け!
-その7- 職場力で親心を掴め!
-その8- ツイッタで#募集とハッシュタグ付けよ!
-その9- インスタで採用を「映え」させよ!
-その10- 辞めても帰ってこいよ制度をつくれ!

本件に関するお問い合わせ先

ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)担当 牧戸(まきと)
Tel:03-3569-2790
お問い合せフォームはこちら

プロフィール

平賀充記(ひらがあつのり)

ツナグ働き方研究所 所長
1988年リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)に入社。「FromA」「FromA_NAVI」「タウンワーク」「とらばーゆ」「ガテン」などリクルートの主要求人媒体の全国統括編集長を歴任。 2014年株式会社ツナグ・ソリューションズ取締役に就任。2015年ツナグ働き方研究所を設立、所長に就任。2019年よりツナグ・ソリューションズ エグゼクティブフェロー就任。著書に『非正規って言うな!』『サービス業の正しい働き方改革・アルバイトが辞めない職場の作り方』(クロスメディアマーケティング)・2月に『パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド』(かんき出版)発売。