Column

2019.03.18

【応募殺到「神採用」の10ヵ条】 -その4- お客様をスカウトせよ!

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働きたい人1人あたりに、仕事がいくつあるのかを示す有効求人倍率…。
採用の難易度を示すこの数値は、今や1・6倍を突破。バブル期を超える空前の人手不足時代が到来しています。
とはいえ、意外なことに、このような完全な売り手市場においても、お金をかけずにアルバイト採用を成功させている職場はけっこう存在します。
そこで今回は、当たり前すぎて力を入れていなかった「灯台下暗し」的な方法から、「え? そんな方法で採用できるんだ!」という変化球的なノウハウまで、アルバイト採用の勝ち組が実践している手法を紹介していきましょう。
必要なのは、お金ではなくアイデアでした。

元リクルートで求人媒体の統括編集長を経験し、さらにはツナグ働き方研究所において求職者調査や各社への取材を通して蓄積した知見をもとに、実例を交えてシリーズ全10回に分けてそんな「神採用」とも言えるアルバイト採用手法をご紹介します。

そのほかの神ワザはこちら

-その1- 貼り紙を工夫せよ!
-その2- 募集の熱意をポストに届けよ!
-その3- 辞退者へも再度アタックせよ!
-その4- お客様をスカウトせよ!
-その5- 学生は後輩紹介ルートをつくれ!
-その6- 下見に備え職場を磨け!
-その7- 職場力で親心を掴め!
-その8- ツイッタで#募集とハッシュタグ付けよ!
-その9- インスタで採用を「映え」させよ!
-その10- 辞めても帰ってこいよ制度をつくれ!

来店客は、当然ながらファンであることが多い

お店で接客をしているとき、お客様を見て、「こんな子がウチで働いてくれればなぁ……」と思った経験を持つ店長さんは少なくないはず。
とくに、比較的接客時間の長いアパレル店や居酒屋などは、接客中にお客様のキャラクターがうっすらとわかってきます。
お客様側なのにもかかわらず、スタッフに対して謙虚な姿勢で接してくれたり、オーダー時のコミュニケーションがテキパキしていたりすると、冒頭のような思いが脳裏をよぎるわけです。
そんなときは、思いきってスカウトしてみましょう。

いきなりお店のスタッフから「ウチで働きませんか?」といわれたら、お客様はビックリするはずです。しかし、路上での怪しげなスカウトとはわけが違います。
現に、某大手ハンバーガーチェーンは、来店客をアルバイトとしてスカウトする試みを実施しています。まず、店員が候補となりそうなお客様に声をかけて会話し、脈がありそうな場合は、レジで商品を渡す際に「お仕事紹介パンフレット」を渡しているのです。また、裏に時給などが書かれた「募集カード」をトレイに置くというようなケースもあるとのこと。

当初は店舗単位で行われていたようですが、スカウトによる募集活動に着目した本部が、全店舗統一の正式な採用活動と位置づけ、戦略的にサポートをはじめました。店長だけでなく、アルバイトスタッフが声がけするケースもあるようで、4月など新生活がスタートする節目の時期には、とくに有効な募集手段になっているそうです。

スカウトにおけるいちばんのポイントは、「一緒に働きたいと思えるかどうか?」という点に尽きます。
そういった意味で、スカウトが機能しやすいのがアパレル店です。アパレル業界は、働く人のファッションセンスが重視されます。また、そのブランドと、働く人との相性も重要な決め手になります。

店頭で「この子、ウチのブランドの服が似合いそう!?こんな子がウチの服を着て店頭に立ってくれたらなぁ……」と感じさせるようなお客様は、かなりの数いるのではないでしょうか。そもそも、お店に買い物に来ているということは、そのお客様自身がお店のファンである可能性が高いわけです。そう考えると、オファーを受けてくれる可能性は、けっして低くないのではないでしょうか。

実際に、スカウトからアパレル店に入社したKさんのエピソードを紹介しましょう。Kさんは、休日にフラっと立ち寄ったアパレル店で、店長からスカウトされました。じつはKさんには、高校卒業後大好きだったアパレルブランドに応募したが、最終面接で落ちてしまい、とりあえずOLになったという経緯がありました。
彼女にしてみればビッグチャンス。Kさんいわく、「そのブランドが大好きだったし、もともと憧れの職業だったし、声をかけてもらえることなんてこの先ないと思い、会社の上司に気持ちを伝え1カ月後に退職しました」とのこと。
なんと彼女は、仕事を辞めてまでスカウトに応じたのです。実際にこういうことがあるのです。チャレンジしても損はありませんよね。

【神事例4】往復6時間かけてアウトレット店のバイトに通う女子大生

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アパレル業界におけるスカウトの神ワザはほかにもあります。
親子で御殿場のアウトレットモールに買い物にいった女子大生Rさんは、某ファッションブランドのお店のレジで、店長から、あるカードを手渡されました。そのカードは上図のようなスカウト専用の名刺。このカードの存在自体が、このブランドがスカウトという手法を戦略的に活用していることを物語っています。
Rさんは現在、授業に支障のない範囲で、御殿場まで往復6時間かけて通っています。
スカウトは距離のハンデさえ乗り越える力を持っているのです。

今回ご紹介した「神ワザ」を含むノウハウをご紹介

現場ですぐにでもできる「神ワザ」を30個にまとめました。
『パート・アルバイトの応募が殺到! 神採用メソッド』(かんき出版)

第1章 求人誌に広告を出さなくても応募は来る! 採用費ゼロを実現する驚きの手法
第2章 求人広告にひと手間かければ、時給を上げなくても採用できる!
第3章 ドタキャンがなくなる! 採用につながる! 面接時に役立つ魔法のテクニック
第4章 定着してこそ「神採用」のゴール! アルバイトが辞めなくなるちょっとしたコツ
特別付録1 誰でもわかる「HRテック」講座
特別付録2 ダウンロードして使える!「採用お助けツール」集

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ツナグ働き方研究所サイトで第1章だけ特別公開中!そのほかの神ワザはこちら

-その1- 貼り紙を工夫せよ!
-その2- 募集の熱意をポストに届けよ!
-その3- 辞退者へも再度アタックせよ!
-その4- お客様をスカウトせよ!
-その5- 学生は後輩紹介ルートをつくれ!
-その6- 下見に備え職場を磨け!
-その7- 職場力で親心を掴め!
-その8- ツイッタで#募集とハッシュタグ付けよ!
-その9- インスタで採用を「映え」させよ!
-その10- 辞めても帰ってこいよ制度をつくれ!

本件に関するお問い合わせ先

ツナグ働き方研究所(株式会社ツナグ・ソリューションズ)担当 牧戸(まきと)
Tel:03-3569-2790
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プロフィール

平賀充記(ひらがあつのり)

ツナグ働き方研究所 所長
1988年リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)に入社。「FromA」「FromA_NAVI」「タウンワーク」「とらばーゆ」「ガテン」などリクルートの主要求人媒体の全国統括編集長を歴任。 2014年株式会社ツナグ・ソリューションズ取締役に就任。2015年ツナグ働き方研究所を設立、所長に就任。2019年よりツナグ・ソリューションズ エグゼクティブフェロー就任。著書に『非正規って言うな!』『サービス業の正しい働き方改革・アルバイトが辞めない職場の作り方』(クロスメディアマーケティング)・2月に『パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド』(かんき出版)発売。