【応募殺到「神採用」の10ヵ条】 -その6- 下見に備え職場を磨け!

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働きたい人1人あたりに、仕事がいくつあるのかを示す有効求人倍率…。
採用の難易度を示すこの数値は、今や1・6倍を突破。バブル期を超える空前の人手不足時代が到来しています。
とはいえ、意外なことに、このような完全な売り手市場においても、お金をかけずにアルバイト採用を成功させている職場はけっこう存在します。
そこで今回は、当たり前すぎて力を入れていなかった「灯台下暗し」的な方法から、「え? そんな方法で採用できるんだ!」という変化球的なノウハウまで、アルバイト採用の勝ち組が実践している手法を紹介していきましょう。
必要なのは、お金ではなくアイデアでした。

元リクルートで求人媒体の統括編集長を経験し、さらにはツナグ働き方研究所において求職者調査や各社への取材を通して蓄積した知見をもとに、実例を交えてシリーズ全10回に分けてそんな「神採用」とも言えるアルバイト採用手法をご紹介します。

そのほかの神ワザはこちら

-その1- 貼り紙を工夫せよ!
-その2- 募集の熱意をポストに届けよ!
-その3- 辞退者へも再度アタックせよ!
-その4- お客様をスカウトせよ!
-その5- 学生は後輩紹介ルートをつくれ!
-その6- 下見に備え職場を磨け!
-その7- 職場力で親心を掴め!
-その8- ツイッタで#募集とハッシュタグ付けよ!
-その9- インスタで採用を「映え」させよ!
-その10- 辞めても帰ってこいよ制度をつくれ!

今や応募者の50%が面接前に職場を下見する時代

ブラックバイトに関連するニュースが、たびたびメディアで取り上げられるようになったこともあり、求職者はアルバイト選びをより慎重に行うようになってきています。
そんななか、求職者の多くは、求人情報や会社のホームページに書いてある「表向きの情報」だけでなく、悪い情報がないかも含めて、客観的で率直な事実を知りたいと思っています。前述した「2人に1人が応募前に職場を下見している」というデータからもわかるとおり、求職者の多くは、アルバイト選びの際に口コミ情報などを収集するだけに留まらず、自分の目で職場の『リアル』を確認しているのです。
繰り返しになりますが、今や「職場こそが最大の求人メディア」なのです。

では、求職者は職場を下見する際、何をチェックしているのでしょうか。
もちろん、仕事内容や忙しさなどさまざまな点をチェックしているのですが、多くの求職者が最も気にするのが、一緒に働くことになる「人」についてです。

なかでも、最も影響力を持つ店長に関しては容赦ないチェックの目が向けられています。
以前、ある求職者にインタビューしたときも、店長が「高圧的で怖そうじゃないか」「チャラチャラしていないか」「責任者なのにイヤイヤ働いていたり、やる気が見られない人ではないか」「客に見られていないところで、乱暴な言葉を使っていないか」などなど……、非常に細かく観察していると教えてくれました。
店長や現場責任者は、求職者から「常に見られている」という意識を持ち、いつ、誰が下見に来ても「働いてみたい」と思われる魅力的な職場づくりを目指していく必要があります。
とはいえ、こういった本質的な職場改善には時間がかかります。それに取り組むことはとても大切ですが、まずは即効性の高い改善からはじめるのも手です。

いちばん手っ取り早いのが、職場の見た目に関する改善です。職場磨きの第一歩は、文字どおり店舗をキレイにすることからはじまります。
たとえば、飲食店の場合、テーブルやイスなどのクリンリネスはもちろん、お客様が帰ったあとの『下げ』の状況なども気になるポイント。ランチタイムの忙しさを物語るかのように、食べ終わった食器が店内のいたるところに放置されている光景を目にすることがありますが、アレはいただけません。

また、確実にチェックされているのがトイレです。
自分の働くお店のトイレが汚いのって、生理的にイヤですよね。逆に、おしぼりやブレスケアなどが置いてあったりすると、その気遣いにグッとくるわけです。そういった意味でも、トイレはお店のキャラが出やすい空間です。衛生状態を保つのは当然として、そこからプラスアルファの工夫は、求職者に確実に届いています。ぜひ、トイレ磨きを頑張ってください。

【神事例6】トイレで、暖簾分けした後輩の店を紹介しまくる居酒屋の人情に惚れる

私の地元にある人気の居酒屋のエピソードです。このお店は個人経営なのですが、スタッフが続々と暖簾分けで独立していきます。なぜ、常連でもない私にそんなことがわかるのか??答えはお店のトイレにあります。
トイレの壁一面に、自分が鍛えた後輩たちが出したお店の情報がずらりと並んでいるのです。

たとえば、「スタッフのあっくんが独立!?肉バルをOPEN!?F駅から徒歩5分。うちの名物『ジャンボ唐揚げ』も洋風にアレンジして登場!」といった内容。

トイレは、販促告知の場として使われることがあります。店主の知り合いのお店の名刺が置かれていることもよくありますよね。しかし、弟子のお店をここまで全力で紹介している店は稀です。「弟子が辞めた」と嘆くのではなく、彼らの独立を応援してあげたいという、大将の情の深さにジーンときます。ジーンとくるのは私だけではないようで、「ここで修業させてほしい」という声が絶えないとのこと。

「名は体を表す」、「トイレは店を表す」です。

今回ご紹介した「神ワザ」を含むノウハウをご紹介

現場ですぐにでもできる「神ワザ」を30個にまとめました。
『パート・アルバイトの応募が殺到! 神採用メソッド』(かんき出版)

第1章 求人誌に広告を出さなくても応募は来る! 採用費ゼロを実現する驚きの手法
第2章 求人広告にひと手間かければ、時給を上げなくても採用できる!
第3章 ドタキャンがなくなる! 採用につながる! 面接時に役立つ魔法のテクニック
第4章 定着してこそ「神採用」のゴール! アルバイトが辞めなくなるちょっとしたコツ
特別付録1 誰でもわかる「HRテック」講座
特別付録2 ダウンロードして使える!「採用お助けツール」集

※Amazonで販売中!
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ツナグ働き方研究所サイトで第1章だけ特別公開中!そのほかの神ワザはこちら

-その1- 貼り紙を工夫せよ!
-その2- 募集の熱意をポストに届けよ!
-その3- 辞退者へも再度アタックせよ!
-その4- お客様をスカウトせよ!
-その5- 学生は後輩紹介ルートをつくれ!
-その6- 下見に備え職場を磨け!
-その7- 職場力で親心を掴め!
-その8- ツイッタで#募集とハッシュタグ付けよ!
-その9- インスタで採用を「映え」させよ!
-その10- 辞めても帰ってこいよ制度をつくれ!

本件に関するお問い合わせ先

ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)担当 牧戸(まきと)
Tel:03-3569-2790
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プロフィール

平賀充記(ひらがあつのり)

ツナグ働き方研究所 所長
1988年リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)に入社。「FromA」「FromA_NAVI」「タウンワーク」「とらばーゆ」「ガテン」などリクルートの主要求人媒体の全国統括編集長を歴任。 2014年株式会社ツナグ・ソリューションズ取締役に就任。2015年ツナグ働き方研究所を設立、所長に就任。2019年よりツナグ・ソリューションズ エグゼクティブフェロー就任。著書に『非正規って言うな!』『サービス業の正しい働き方改革・アルバイトが辞めない職場の作り方』(クロスメディアマーケティング)・2月に『パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド』(かんき出版)発売。