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【飲食店店長・意識調査】飲食店店長が選ぶアルバイト求人媒体ベストテン発表!
その第一弾として、募集手段の中心となる「求人媒体」についての調査結果トピックスをご報告させていただきます。店長が最も利用している「求人媒体」は? また各媒体にどんなイメージを持っているのか? その実態についてリリースさせていただきます。
利用媒体の1位はタウンワーク。2位がバイトル、以下、フロム・エー ナビ、マイナビ、anとトップ5は全国メジャー媒体が名を連ね、9位にCMで話題のindeedがランクインする結果となりました(図1.飲食店長全体 求人媒体の利用状況)。
新興ネット媒体の中ではグルメキャリーなどの飲食専門メディアに交じってLINEバイト、indeedがベスト10にランクイン。両媒体ともサービス開始からの歴史は浅いものの、昨年からCMを大量に投下しており急激に認知度が向上。この人手不足感の中、いままで頼りにしていた媒体の反響が減少傾向にあることを受け、これらの新興媒体を試してみようという機運が高まっているようです。
店長の経験年数によって利用する媒体の傾向が違うことも分かりました(図2.飲食店長歴別 求人媒体の利用状況)。店長歴で比較してみると、経験10年以上の店長は、タウンワークの利用度が断トツ。次いで2~5位のメジャー媒体が横に並び、6位~10位では(LINEバイトを除いて)総じて利用度が低いという傾向。一方で経験5年未満の店長は、10年以上店長よりタウンワーク利用度が低く、逆に6位以下の新興媒体利用が高いという傾向。特に8位以下のグルメキャリー、indeed、フーズフーはほぼ経験5年未満の店長のみが反応しています。
ベテラン店長はメジャーかつなじみ深い老舗媒体を頼りにし、若手店長ほど新しい媒体にチャレンジしているという傾向が鮮明に表れています。
店長の求人媒体に対するイメージを独自の分析(図3.飲食店長全体 求人媒体イメージMAP 利用度×媒体イメージ)でマッピングしてみると、面白い傾向が見えてきました。イメージは、大きく「A.メジャー」「B.ローコスト」「C.営業マンの評価が高い」「D.サービスの評価が高い」という4つの特徴に分類されます。
有名で募集が多い「A.メジャー」イメージを持たれているのがタウンワークやanの老舗媒体。「B.ローコスト」イメージは、マイナビ、indeedなど。掲載料金が安い、または無料というだけでなく成果課金型であることもコスパが良いと感じる要因のようです。「C.営業マンの評価が高い」のはフロム・エー ナビ。他媒体とは大きく違ったイメージを獲得しています。同じリクルート社の媒体で利用率NO.1のタウンワークを推奨するのではなく、『あえて』フロム・エー ナビをお奨めするからには、反響を出す根拠と自信が必要です。そんな営業マンの説得力が頼もしく映るのでしょう。
「D.サービスの評価が高い」イメージは、バイトルやジョブセンス(現マッハバイト)という新興媒体と、グルメキャリ―やフーズフーという業界特化型媒体。特にバイトルは、とりわけ「掲載までの手間が少ない」というイメージが色濃く出ました。バイトルには掲載までの申し込み手続きが簡易で、掲載開始後も内容を修正できるといった、他媒体にない商品特性があります。そういった特徴が、忙しい店長にとって有り難く感じられることから、ポジティブイメージにつながっているようです。
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2017年7月21日~7月25日
●調査対象:飲食業の店長経験者(現職、過去経験含む)/全国20-50代男女200名
◆本件に関するお問い合わせ先
担当 :和田
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