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【2016年アルバイト人気ランキング】働いてみたいバイト先1位はイオン!
働いてみたいバイト先1位は『イオン』!
ブラックの対極?ココロ安らぐゆとり空気感の職場が上位独占!
1.トップは「イオン」で、前年4位から躍進
2.「無印良品(2位)」「スタバ(10位→3位)」を筆頭に、雑貨・カフェも人気
3.上位の共通点は、ブラックの対極!『安全』と『ゆとり』の職場!
調査・分析担当者より ツナグ働き方研究所 所長:平賀充記
総括
・2016の人気バイトの共通点は、ずばり『安全』と『ゆとり』の職場です。
相次ぐブラックバイト報道で、職場の劣化に敏感にならざるをえない働き手からすると、このような真逆のホワイト職場環境で働けることは、昨今、何ものにも代えがたい価値なのかもしれません。長時間労働や過酷な労働環境が問題視される中、これが2016年のトレンドということなのでしょう。
・人気があった職場では、もちろん忙しい時間はあるものの、殺伐とした慌ただしさを感じることはほとんどなく、訪れるお客様がスタッフに対して怒ったりクレームを入れたりするシーンをあまり見かけません。 ・「イオン」は福利厚生が手厚く、従業員を大切にするイメージが定着しています。そもそもスーパーという業種は、接客販売業の中でも大型店舗ならではの[ゆとり感]、[深夜営業が少ない]という点で『安全』なイメージがあるようで、それが人気のベースになっているようです。
・また「スターバックス コーヒー」は、サードプレイスとして長時間滞在前提の空間づくりを大切にしています。店内にはゆったりした音楽が流れる穏やかな空気感の職場です。同じく「無印良品」も環境音楽が流れ、商品でもあるアロマから癒しの香りが漂う売場環境。これらのブランドが特に人気なのは、この空気感にあるようです。
・コンビニエンスストアのトップ3がすべてランクダウンしたのは、逆に『安全』への懸念。駐車場事故や深夜の強盗などのネガティブ報道で、安心して働ける職場というイメージが低下していることが響いています。
・100円ショップの「ザ・ダイソー」「Seria(セリア)」の人気が上昇。「ニトリ」「マツモトキヨシ」なども含め、小売業界が全体的にランクアップ傾向です。
・イメージが回復してきた「マクドナルド」が38位→25位と順位を上げただけでなく、「ミスタードーナツ(25位→13位)」「モスバーガー(32位→23位)」「ケンタッキー(57位→29位)」とファストフードが大健闘しています。
・ファストフード以外の外食チェーン系ブランドでは唯一「牛角」がランクイン。その順位も64位→28位と大躍進。
・一方、ランクダウンの筆頭は、これまで圧倒的人気を誇っていたテーマパーク。「東京ディズニーリゾート(R)」が1位→6位と首位を明け渡し、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)」も11位→14位とやや後退しています。
・また、昨年TOP10に入っていた「クロネコヤマト」が20位に大きくランクダウン。それでも配送系では断トツの人気を誇っています。
・男性においては「TSUTAYA(ツタヤ)(2位)」、「BOOKOFF(ブックオフ)(8位)」、「GEO(ゲオ)(13位)」などカルチャー系のランキングが高い傾向がうかがえます。
・女性においては、「無印良品(1位)」、「スターバックス コーヒー(2位)」、「Seria(セリア)(4位)」に代表されるように、雑貨、100円ショップ、カフェに人気が集中。ユニクロなどアパレルも相対的に人気があります。
●調査対象:アルバイト・パートに直近で接点がある全国の18~69歳までの3,197人
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2016年9月27日(火)~9月30日(金)
●調査手法:対象企業を選出したうえでの選択式調査。純粋想起型の調査では調査結果が知名度に大きく左右される点を考慮した。
●調査内容:「あなたが今後働いてみたいパート・アルバイト先」という質問項目で実施。
●調査企業対象:販売・サービス業などを中心にアルバイト従業員を大量に雇用している企業を「人気ブランド」候補として選出。
※ 本ニュースリリースは調査全文の一部を抜粋しております。調査全文は、下記よりダウンロードください。
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担当 :和田
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