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ツナグ働き方研究所

Research Report 調査 / 研究 一覧

【2018年4月度】労働市場データ

5月末に公表された内容をもとに、有効求人倍率や失業率・平均賃金の推移など労働市場に関するデータをまとめました(2018年4月度)。

P4:就業構造・雇用構造

■雇用者は5572万人で、前年同月比+168万人。うち、正規が同+67万人、非正規が同+100万人と非正規の伸びの方が大きい。

■非労働力人口は前年同月比-159万人。非労働力としてカウントされていた方の多数が非正規として働き始めていると考えられる。


P6:非正規数・率 推移

■非正規率は37.8%。前月からはやや減少したものの、前年同月比は+0.7ポイント・100万人の増加。

■なお、1-3月期平均の労働力調査で非正規を選んだ主な理由をみると、男女共に「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最多29.9%。

■また、同調査で「正規の仕事がないから」(不本意非正規)という回答は、その約半数で13.1%。前年比-1.1ポイントだった。


P9:失業率推移

■完全失業率(季節調整値)は2.5%で前月と同水準。働く意思と能力があれば働くことができる「完全雇用」の状態が続く。

■特に女性の失業率(季節調整値)は2.1%と25年10か月ぶりの低水準。

■また、年代別では高めだった15-24歳も先月4%を切り、2か月連続で3.8%。前年同月比-1.3ポイントと大きく下がっている。


P10:求人倍率 求人・求職及び求人倍率の推移(全国)

■有効求人倍率(季節調整値)は1.59倍で前月と同水準。


P11:求人倍率 パートタイムの求人・求職及び求人倍率の推移(全国)

■パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.80倍、前月比-0.02ポイント・前年同月比では+0.03ポイント。


P12:求人倍率 正社員の求人・求職及び求人倍率の推移(全国)

■求人倍率(季節調整値)は1.09倍、過去最高更新。2004年1月の集計開始以来、初めて1.00倍を超えた2017年の6月以降、11か月連続1.00倍超え。


P13・14:求人倍率 都道府県・地域別 有効求人倍率 受理地別/就業地別

■都道府県別の有効求人倍率(受理地別/季節調整値) 最高は東京の2.09倍、最低が北海道・沖縄の1.17倍。

■都道府県別の有効求人倍率(就業地別/季節調整値) 最高は福井県の2.18倍(前月比±0ポイント)、最低は北海道1.22倍。

■前月から一番伸びたのは熊本県1.88倍。2016年4月の熊本地震以降、長引く避難生活なども重なって医療、福祉分野の求人が増加しているという。


P17:求人倍率 求人・求職及び求人倍率の推移(職業別)

■ピックアップしている職業以外も含め、ほぼ全職業で前年同月比アップ。

■中でも際立っていたのは、「飲食ホールスタッフ」7.54倍(前年同月比+0.60ポイント)。より採用難易度が上がっている。

■次いで 「大工、内装、建設・土木作業」4.27倍(同+0.73ポイント)、「コンビニエンスストア店員」3.05倍(同+0.48ポイント)。


P18:求人広告掲載件数

■4月週平均の職種分類別件数は、最も多かったのは「販売」。次いで「サービス(給仕)」・「サービス(調理)」と小売・飲食関連の職種が目立つ。

■雇用形態別件数では、「社員」が全体の21.9%、「アルバイト・パート」が71.1%、「契約社員他」が7.0%という比率。


出典

・総務省統計局「労働力調査」

・厚生労働省「一般職業紹介状況」

・全国求人情報協会「求人広告掲載件数等集計結果」

・株式会社リクルートジョブズ

「アルバイト・パート募集時平均時給調査」
「派遣スタッフ募集時平均時給調査」


※データの一部を抜粋しております。全文は、下記よりダウンロードください。


◆本件に関するお問い合わせ先

ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当 :和田
 ※お問い合わせは、お問い合わせフォームからお願いいたします。