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【2019年若者の離職意向に関する調査】入社3年以内、『退職予備軍』は約5割
多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス/本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)」は、17~29歳の正社員・契約社員・公務員の若者を対象に、「就業意向に関する調査」を実施しました。入社3年以内の若者に対し、4月末時点においての退職意向と、意向があればその理由について調査、結果をとりまとめましたので、ご報告いたします。
※本調査は、8月13日にリリースした「退職代行サービスの利用意向」、8月19日にリリースした「副業意向」に続き、若者調査シリーズ第3弾です。
1.入社3年目以内で「すでに辞めた・辞めたいと思っている」若者は約7割
2.そのうち、『退職予備軍』とも言える「辞めるかどうか迷っている」若者は約5割
3.「最も辞めたいと思った理由」は、上司・同僚などとの「人間関係が良くない」31.5%
厚生労働省が発表する「新規学卒者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)」(※)によると、新規大卒就職者は31.8%(2018年10月発表)。「3年で3割退職」という数値は、例年一定の割合で推移している。
今回ツナグ働き方研究所にて、入社3年目(2017年から2019年入社)の17~29歳の若者(雇用形態が「会社員(正社員)」「会社員(契約社員・派遣社員)」「公務員」)に調査を行ったところ、「すでに辞めた・辞めることを決めた」人は約7割、67.3%だった。そのうち、「すでに辞めた」人は12.7%、「辞めることを決めた」人は7.3%で計20.0%。3割には満たない結果ではあったが、一方で「辞めるかどうか迷っている」と回答した、『退職予備軍』の若者は約5割となる、47.3%いた【図1】。
『退職予備軍』の彼ら彼女らが「最も辞めたいと思った理由」をカテゴリ別に集計すると、上司や同僚などとの「人間関係がよくない」が31.5%でトップ。次いで「職場環境がブラックである」26.0%、「仕事内容に不満がある」11.0%、「入社前の理想と入社後の現実にギャップがある」11.0%と続いている【図2】。
すでに「辞めたいと思っている」人たちと比べ、「辞めるかどうか迷っている」、『退職予備軍』の若者たちは、所属している企業に退職意向を示すどころか、まだその素振りさえも見せていない可能性もある。また、職場内がそのような状態であれば、入社3年目以内の若者に限らず、それ以上の年次の社員にとっての不満につながっている可能性も考えられる。
※厚生労働省が発表する「新規学卒者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00001.html
■人間関係がよくない
- 理不尽な理由で怒鳴られた。
- 上司のパワハラモラハラがひどく、毎週飲み会に強制参加。
- 同僚と性格が合わず常に気を使ってしまうので仕事がしづらい。
■職場環境がブラックである
- 目標という名のノルマがあるから。
- 残業代が出ない。
- インフルエンザでも出勤しなきゃいけなかった。
■仕事内容に不満がある
- 客からの理不尽なクレームが多い。
- 毎年部署が代わり、深い内容まで業務を習得出来ない。
■入社前の理想と入社後の現実にギャップがある
- 希望の配属先ではないところに配属された。
- 入社前と入社後で求められる業務が異なる。
調査期間:2019/4/20~2019/4/24
調査対象:全国の17~29歳・現在の雇用形態が「会社員(正社員)」「会社員(契約社員・派遣社員)」「公務員」・入社時期が2017年~2019年の男女
調査方法:インターネットによるアンケート
有効回答:150名(男性41名・女性109名)
◆本件に関するお問い合わせ先
担当 :和田
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