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ツナグ働き方研究所

【店長応援企画・店長のミカタ】外国人雇用最前線レポート(後編)
asegonia井上義設さん×ツナグ働き方研究所 所長 平賀

おもてなしの国ニッポン。その世界最高峰のサービス力を支えるのは、間違いなく現場を仕切る店長。日本のお家芸ともいえる「飲食業界」を牽引する主役たちが、今最も頭を悩ませるのは人手不足の問題。1月の有効求人倍率は1・59倍とバブル期を超え、とにかく人が採れない状況が続いています。

そんな飲食店の人手不足を救う選択肢の一つが外国人採用。2017年の外国人労働者は128万人と、前年から約20万人増え大きな労働力源となっています。今回は、「外国人雇用最前線レポート」と題し、外国人採用の本質を熱く語ってもらいました。

後編では、株式会社asegonia(アセゴニア)の井上義設さんをゲストにお迎えし、いま最も勢いのあるベトナムとのマッチング事業についてお話を伺いました。


前編はこちら

外国人雇用最前線レポート(前編)/アプリ菅沼基さん


在日ベトナム人に特化した求人サイト「Link-Line」の立ち上げ

平賀

「asia」に「goen」をクリエイトするというのが、asegoniaという社名の由来だそうですが、アジアの中でも在日ベトナム人の採用に特化したサービスを行おうと思った理由を教えてください。



井上

僕がベトナム人の労働力に注目した理由は、ベトナム人の気質が日本に高い親和性を示すというのが第一にありました。ベトナムの人口はおよそ9000万人で、国土は北海道を除いた日本とほぼ同じくらい。経済成長の背景を見ると、現在のベトナムは30年ほど前の日本にとてもよく似ているんですよね。

ファミレスやファストフード、デリバリーピザなどのサービスが定着し始めた頃の日本。そして彼らは、日本の漫画やアニメにとても親しみを持っていて、マインド的にも日本が好きだという若者が多いんですよ。



平賀

そういう背景もあって、日本を訪れるベトナム人は年々増加していますよね。



井上

はい。17年には23万人以上が来日しています。勤勉で向上心も高いので、留学生の中には日本で働きながら日本語や仕事の知識を得たいという人が非常に多いんですよ。そんな彼らと日本の企業や店舗を結ぶために、在日ベトナム人に特化した「Link-Line」という採用サイトを立ち上げたんです。



平賀

全てベトナム語に完全翻訳された求人サイトは、まだ日本に来たことのないベトナム人にとっても分かりやすくて安心感のあるものだと思います。ベトナムから日本にやってくる若者は、日本での仕事に何を求めていると感じますか?



井上

一つは日本語の習得。もう一つはやはり、お金を稼ぎたいということが大きいかなと思います。貨幣価値を比較すると、現在の円換算でベトナムのドンに対して日本円は5倍の貨幣価値です。これは彼らにとって大きな魅力でしょう。だからこそ、貪欲にスキルアップしたいという積極性にもつながります。



平賀

彼らは、どのようなキャリアパスを思い描いているんでしょう。



井上

そうですね──例えば、まずは工場勤務での単純作業から始めて、少し日本語を習得しレストランのホールを経て、コンビニで働き始め、さらに多岐にわたる仕事をこなせるようになったら、正社員として本部で採用してほしいとか、あるいは今度は自分がコーディネーターとして日本で活躍したいとか。あとは、日本での経験を生かして、帰国して新たなビジネスを立ち上げるという道を思い描く人もいます。



平賀

非常に興味深いです。



井上

弊社では、ベトナム人登録者のことを「サオヴァン」と呼んでいます。サオヴァンとは、ベトナム国旗の星を指す言葉で、一人一人が輝くベトナムのスターであるという思いを込めて、そう呼ばせてもらっています。彼らが日本文化を理解して、そのサービスの本質や利点をベトナムに持ち帰ることは、日本企業の今後のグローバル化にも追い風になると考えています。



平賀

実際にそうした事例もすでにありますか?



井上

とあるラーメン店を全国展開する企業の事例ですが、日本で50人ほどベトナム人スタッフを採用しました。初めは半ばダメ元での大量採用でしたが、ベトナム人スタッフは皆モチベーションが高く、育成や教育が的確だったこともあって、リーダーを任せられる人も何人か出てきた。思いが共有されれば国籍は関係ないという好例でしたね。



平賀

なるほど。採用後の教育や研修という点も非常に重要ですよね。



井上

そうなんです。われわれは「気圧調整」とよく言っているんですけど、双方の思惑を理解した上で総合的にコンサルティングしていくことを大切にしています。そのラーメン店では、ベトナム人採用の成功が後押ししたこともあって、18年内にベトナム進出を計画しています。同じように、日本に来たベトナム人留学生が、スターバックスやタリーズといったカフェを見て、その文化をベトナムに持ち帰り、コーヒー店を立ち上げるという事例もあります。サオヴァンのそういうゴールまで見届けられたら、僕らとしては一番うれしいし、それがこの事業の理想でもあります。


外国人雇用に成功している企業はシニアや主婦のマネジメントにも成功する

平賀

ベトナム人スタッフを受け入れる企業は、どんなふうに彼らと接するのが良いですか?



井上

彼らは仕事熱心であり、国を背負って日本に来てますから仕事に対してはもちろん、ベトナムという国に対してのリスペクトを忘れないことです。そして、家族のような温かさで接すると安心すると思います。でもそれは、日本人の新人アルバイターが来た時も同じですよね。あと、ベトナム独自の祝日というか、記念日みたいなものがあるので、それを把握していると職場の雰囲気はすごくよくなると思います。例えばベトナムには「女性の日」があるんですけど、その日は社長が女性スタッフ全員に花を配る──という会社がほとんどです。



平賀

スタッフ一人一人を気に掛けるという意味では、日本人採用と何ら変わらないということですよね。



井上

そうなんです。これはあるブライダル企業の例なんですけど、ベトナム人のチームをバッシング(片付け)スタッフとして採用した時、仕事は裏方なんですが、他のスタッフと同じように正装のビシッとした制服を貸与したところ、ものすごくモチベーションが上がったそうです。そうしたハートフルな対応って、実はすごく重要なんですよね。



平賀

モチベーションを高めてあげられれば、こちらの想定以上のパフォーマンスで返してくれるし、結局、外国人雇用がうまくいくか否かのカギは、教育を含むマネジメント次第なんですよね。



井上

そう思います。人手が足りないから外国人労働者を、みたいに考えている人がいると、非常に残念に思いますよね。



平賀

外国人雇用がうまくいっている企業は、シニアや主婦のスタッフも、うまくマネジメントできている気がします。ダイバーシティ化の実現は、店長やオーナーの意識一つで大きく変わりますからね。


空前の人手不足を補う一手として、外国人労働力を活用する。ここを出発点として、今回話を伺いました。図らずも「やむなく外国人で補填するという考えは残念」だという点で一致していました。彼らは外国人労働者が「戦力」として、あるいは「人材」としての価値があると実体験から確信し、確かにそういうスタンスで外国人雇用を展開している企業こそが成功している。そこが本質なのではないでしょうか。


前編はこちら

外国人雇用最前線レポート(前編)/アプリ菅沼基さん


◆本編資料(PDF)もしくは参考サイト(URL)はこちらから

株式会社asegonia(アセゴニア)

Link-Line(リンクライン)

◆本件に関するお問い合わせ先

ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当 :和田
 ※お問い合わせは、お問い合わせフォームからお願いいたします。