
【職場のワカモノ生態図鑑】vol.7 #職場のカマチョさん
いつの世もオトナたちにとって「最近の若いやつ」はよくわからないものですが、近年ますます若者の採用やマネジメントは難しくなっています。
パワハラが気になって指導しにくい。
じっくり話したいけど飲みに誘っていいかわからない。
何がモチベーションかわからない。
優秀な人ほど急に辞めてしまう。
職場のオトナたちからは、こんな悩みの声が尽きません。
最近の若者たちは、いったい何が不満で、何を望んでいるのでしょうか?本企画では、ツナグ働き方研究所所長・平賀の著書『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』から、若者の職場での生態を表す20のキーワードを紹介。彼らの労働観や仕事に対する考え方を解き明かしていきます。
あなたの職場の若者は、どのキーワードに当てはまるでしょうか!?
「意味わかんない指示の連発。つらいけどやらなきゃ終わんない。徹夜かも」
ツイッターなどで、特定の相手に送る「リプライ」ではなく、誰に向けてかわからないような投稿をあえてすることを「エアリプ」というそうです。見ている側からすると自分がレスポンスしたほうがいいのか、放っておいてほしいのかよくわかりません。しかしわざわざ投稿しているわけですから、「そんな自分を見て」という自意識が透けて見えます。
この「エアリプ」、SNSに限った話ではありません。職場でも、独り言のように「あー、最悪」とか「もうヤバい、しんどい」などと口にする人がいたりします。見かねた同僚や上司が「大丈夫? どうしたの?」と声をかけても「なんでもないです。大丈夫です」と返ってきます。
これ、ほぼ大丈夫ではありません。私たちオトナが気をつけなければいけないのは、このサインを見逃さないこと。本当にちょっとガス抜きとして発言したという場合もあるかもしれませんが、そこは忖度世代の若者たち。十中八九、深層にあるのは、誰かに自分の大変さに共感してもらいたいというカマチョ心理です。
「どう接したらいいんだ」と悩んだり、「自分の指示が悪かったのかも」「私がお願いしたことがまずかったのかも」と心配したりするより、一言、声をかけるべき。
「すごく大変な仕事お願いしちゃったけど、すごく頑張ってるよね」。共感からの承認、これに勝るクスリはありません。
関連キーワード
#ヤンデルしグレーテル #大丈夫ですはゼッタイ大丈夫じゃない #職場のアスカ・ラングレー #リアルエアリプ
その他のキーワード
#1 いいね!社交界
#2 セルフツッコミディフェンス
#3 カモフラージュ癖
#4 マイルディング
#5 プチバズる
#6 多キャラもの
#7 職場のカマチョさん
#8 ムリヤリア充
#9 被害妄想GPS
#10 プロジェクト型
#11 マウンティング過敏
#12 1DAYグルーピング
#13 コトミュニティ
#14 モクテキ原理主義
#15 コスパNo.1
#16 福業
#17 タイムパフォーマンス
#18 考えるな!ググれ!
#19 石の上にも3分
#20 りょ族
『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』(アスコム)

<若者の「心の中」 例>
・ バリバリ働いて40万円稼ぐより、そこそこ働いて20万円でいい
・ 「コスパ」の悪い飲み会、残業はNO!
・ 大きな売上をゲットするより、「お客さんが喜ぶ」ことが大事!
・ 出世してプレッシャーを背負うよりも身の丈にあったポジションで自分らしく働きたい
・ 目立つエースにはなりたくないけどベンチ要員も嫌
・ どんな暴言よりも「時間を奪われる」ことが最悪のパワハラ!
・ 石の上に三年なんていられない! 修行するより仲間とコラボして結果を出したい
・ 「自分的には普通にアリ」…はっきり白黒つけたくない
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