
【職場のワカモノ生態図鑑】vol.3 #カモフラージュ癖
いつの世もオトナたちにとって「最近の若いやつ」はよくわからないものですが、近年ますます若者の採用やマネジメントは難しくなっています。
パワハラが気になって指導しにくい。
じっくり話したいけど飲みに誘っていいかわからない。
何がモチベーションかわからない。
優秀な人ほど急に辞めてしまう。
職場のオトナたちからは、こんな悩みの声が尽きません。
最近の若者たちは、いったい何が不満で、何を望んでいるのでしょうか?本企画では、ツナグ働き方研究所所長・平賀の著書『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』から、若者の職場での生態を表す20のキーワードを紹介。彼らの労働観や仕事に対する考え方を解き明かしていきます。
あなたの職場の若者は、どのキーワードに当てはまるでしょうか!?
「新しいロードバイク買った!」「思い切って前髪つくってみた!」。自分から言うのもどうかと思うけど、そりゃ気づいてほしい! そんな経験は、誰にだってあるでしょう。
そういう人間心理が、SNSの一般化でより増幅されているのは間違いありません。見せる対象はオンラインで世界中へと広がったのです。気づいてほしい気持ちもより膨らみます。一方で、どこの誰に、何を言われるかわからない恐怖もあります。褒められたらうれしいけど、逆にけなされるかもしれない。アピールしすぎなのもカッコ悪い。若者はそんな冷静と情熱の間で悶々としているのです。
例えばインスタグラム。思い切って買ったブランドものの洋服があったとします。それを見てほしいとき、服を着た自撮り写真をドーンとアップしたりはしません。
例えば、みんなで撮ったパーティの写真に写り込ませたり。あるいは、その服をさりげなく着用しつつ、飼っているペットを抱いて、そのペットを前面に押し出して投稿したります。コメントも「ウチのショコラかわいい?」とかで、服に関して自分から説明しないというのが常套手段。そこに「その服、新しく買ったの? かわいい!」などとリプライが返ってこようものなら、小さくガッツポーズです。
オトナからすると、どんだけめんどくさいコミュニケーションしてるわけ? と思うのですが、これが若者の複雑な心理です。あなたの職場にも、気づいてもらうのを待っている若者がきっといます。
関連キーワード
#ギンギラギンにさりげなさすぎ #この投稿の意味に気づくアンタが最高 #アクセルとブレーキ一緒に踏んでる投稿
その他のキーワード
#1 いいね!社交界
#2 セルフツッコミディフェンス
#3 カモフラージュ癖
#4 マイルディング
#5 プチバズる
#6 多キャラもの
#7 職場のカマチョさん
#8 ムリヤリア充
#9 被害妄想GPS
#10 プロジェクト型
#11 マウンティング過敏
#12 1DAYグルーピング
#13 コトミュニティ
#14 モクテキ原理主義
#15 コスパNo.1
#16 福業
#17 タイムパフォーマンス
#18 考えるな!ググれ!
#19 石の上にも3分
#20 りょ族
『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』(アスコム)

<若者の「心の中」 例>
・ バリバリ働いて40万円稼ぐより、そこそこ働いて20万円でいい
・ 「コスパ」の悪い飲み会、残業はNO!
・ 大きな売上をゲットするより、「お客さんが喜ぶ」ことが大事!
・ 出世してプレッシャーを背負うよりも身の丈にあったポジションで自分らしく働きたい
・ 目立つエースにはなりたくないけどベンチ要員も嫌
・ どんな暴言よりも「時間を奪われる」ことが最悪のパワハラ!
・ 石の上に三年なんていられない! 修行するより仲間とコラボして結果を出したい
・ 「自分的には普通にアリ」…はっきり白黒つけたくない
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